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日野浦 司 Tsukasa Hinoura

1956年(昭和31年)生まれ。勤務先:日野浦刃物工房。商社勤務を経て、22歳で家業の日野浦刃物工房に就職し現在に至る。平成17年に関アウトドアナイフショーで岐阜県刃物産業連合会長賞を受賞。製品が関鍛冶伝承館の永久展示品となっている。平成23年度、伝統工芸士に認定される。平成24年に知事より「にいがたの名工」に認定される。 三条鍛冶集団筆頭師範。
伝統の鍛冶技術を究める地金に鋼を打ち付ける日野浦司マイスター。代々受け継がれた伝統の技術で、質の良いものを作る姿勢を頑なに貫く。独学で鍛造・熱処理・鋼の知識・冶金学を学び、試行錯誤を繰り返しながら技術・技能を究めてきた。「失敗を経験した人の方が、失敗しないで成功した人より解決策を多く持っている。」と言うとおり、何度もの失敗が高品質な刃物を作る礎となっている。
機械化が進む社会の中で、「バーチャルの世界に慣れてしまった子供たちに、手作りの温かさや作り手のポリシーが込められる昔ながらの製法の良さを伝えたい。」と言う。そして、海外に視野を広げる一方で、ものづくりが地域の若者にとって魅力ある職業となるよう「若くても伝統工芸士になれるような環境を作りたい。」と意気込みを語る。

マイスターのココがすごい!
「鋼の内部組織を理想的な状態にすることで、より良い刃物ができる。」と日野浦マイスターは言う。鋼の研究に費やした時間は計り知れない。科学的な根拠を持って、一つ一つの工程が最適な条件になるようこだわり、手を掛け作られた刃物は、刃持ちがよく、研ぎやすく、使いやすい。その技術と実用性、機能美の素晴らしさは世界でも高く評価されている。<新潟県ホームページより引用させて頂きました>


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