AITOR社のARMYナイフは伝説のナイフになるでしょう。
 スイスアーミーナイフとは全く異なるジャンルです。極めて少数のユーザーと、コレクターによってそれは確認されている。
 AITOR社が中国の伸長により、全品の製造を中止したが、スイスアーミータイプのコピー物は今後も製造されるが、本物の“AITORのARMYナイフ”は作れない。中国は基本的に大量、安価が条件だから、誰にも判りやすいコピー物にしか進出しない。

〔スイスアーミーとAITORのARMYナイフの比較〕

 ハンドル長103:90 ハンドル幅24:19 ハンドル樹脂厚5:3 ブレイド厚3:2 キーチェーン(フック)厚3:1 (前者がAITOR、後者がスイスアーミー) ハンドルの表面仕上げはスイスアーミーは美しい光沢があるが、すべりやすく、私は何度も岩の上、木の上から落とした。AITORは武骨ですが、チェッカーリング入りですべりにくい、握った時の充実したサイズ、安心感、作業効率は比較にならない。

アウトドア、キャンプで、スピードを要求されたら、スイスアーミーは便利ですがスマートでコンパクトすぎる。全モデルが上記の比較にはなりませんが、ハンドルサイズ、ハンドル厚、ブレイド厚、ブレイドサイズ、握りやすさ、…などなどからスイスアーミーとアーミーナイフは“別”という説に納得。
 完成度の高さ、品質の均質性、スムーズなアクションはスイスアーミーの方が優位ですが、スイスアーミーは完成されたスモールツール。AITORのアーミーナイフは“道具”と私は判断しました。早速、私は気に入ったモデルはファミリーの必要数を確保、モデルによっては、売り場出しは不可能になりました。スイスアーミーナイフは整理します。
 中国でさえコピーしないアーミーナイフをはじめ多くのモデルを多くのルートから集めました。AITORは消滅するのには惜しいメイカーです。中国の前には、多数のメイカーが、ひれ伏すのはいかがなものでしょうか。